「さて、みなさん、家の鴨の家の建築予定地はここよりさらに奥まった森にあります。そこへご案内するとともにまずみなさんの腕前を確認しなければなりません。それでは私に着いてきて下さい。」 オキノタユウが軽く助走をつけて飛び立ち、みんなの上をぐるりと旋回してから、巨人の井戸の上を越えていった。12匹が遅れず走り出そうとしたとき、突然、巨人の井戸の中から数え切れないコウモリがわっと飛び出して、12匹の視界をさえぎった。朝霧も手伝って、瞬く間にオキノタユウの姿は見えなくなった。 コウモリと揉めていたというのはこういうことかと、みんな思った。