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| 「これは愉快だな。不意を付かれた。」 スプーン使いのソコアラは、ポケットに突っ込んでいた両手を出し、ぶらぶらとほぐした。 「でもこれって不公平じゃないの?みんなそれぞれ専門分野があるんだから。急にかくれんぼだなんて。」 アラエグマは不満そうだ。 「わたしもそう思います。例えば、飛んで空から探せるのとか、得だと思うし…。ねえ、先生。」 エンエンも、元自分の師であるケタヌキに聞いてみた。 ケタヌキは石の上に腰掛け目をつぶり、まるで眠っているかのように黙っている。アルビノカワウソがエンエンを押しのけてケタヌキの前まで出ると、大げさに首を傾げた。 「おい、タヌキっ、何を考えているんだ?余裕こいた風だな!」 ケタヌキも眼を閉じたまま首を大げさに傾げて言った。 「文句や、他人の心配をしていていいのか?君らが心配してる、その空を飛ぶヤツが一ついないぞ?」 |
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