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| テラズルミネがヨムササビの横で静かに微笑んだ。 「ヨムササビさん、言いにくかったら、言わなくて大丈夫よ。」 「テラさん、すいません」ヨムササビはうつむいたまま言った。 「またー、姫ー、そんなこと言っておいて後でこっそり、わたしには教えてねっ、とかやるなよーっ」 言いながらアルビノカワウソは尻尾でテラズルミネの尻尾の先を軽くはたいた。 「アルビノ、ほんとに蹴るよ。」アラエグマが睨んだ。 「ウサギさんです。」 ヨムササビがふいにそう言うと、一匹離れで人形のようになっていたツキウサギの左耳だけがくるっと騒がしい方へ向いた。 「おーい、聞こえた?ウサギ姫、キミが落ちるらしいよー!」アルビノカワウソが嬉しそうに叫んだ。 ツキウサギは今度は耳を後ろにピッタリ畳んで、ヨムササビ達の方へゆっくり歩み出した。 「大きな声出さなくいい。」 悪びれた様子もないアルビノカワウソを一目も見ず、まるで自分に言い聞かせるようにそうつぶやいて、ツキウサギはヨムササビの前まで来た。 |
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