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| ガスカンクが水際まで行き、水面にゆっくりと鼻先を近づけクンクンと匂いを確かめてから、一口飲んでみた。 「う〜ん、土の味が濃いよ。それと魚の匂いがするね。」 「怪物の味はしたのかい?」アルビノカワウソが冗談半分に聞いた。 「ううん、怪物は分からないんだけど、気になるのは魚の匂いが……、ああっ!」ガスカンクが急に立ち上がって川上の方を指さした。 「何!?」 みんながそちらに目を向けると、遠くから川の上を何かがかなりの早さでこっちへ向かってくるのが見える。 「ええ、何なに…?」エンエンは少しおびえたように肩をすくめた。 その青い影は後ろに蒸気のような水しぶきを立てながら、川面上を滑るように迫ってくる。 「あれ?何か見たことのある影じゃないですか。」テラズルミネが言った。 影が近づいてくると、何とそれは巨大なスプーンを乗り物にしたソコアラだった。スプーンの柄はソコアラの手元まで曲がり、さらにそこでハンドル状になるよう複雑に湾曲している。 「ヤッホーッ。」 ソコアラはそう言って、向かい風に耳をはためかせながら、川岸に立つ5匹の手品師を見た。 「おまえら、そろって何もたついてんだー?お先ーー!」 スプーンに乗ったソコアラはますます軽快にスピードを上げて、そのまま緩やかなカーブを描く川下へと消えた。 |
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