Topぺージ他作品集旧作品物語 -目次-第一章3葉 p12345━6━7891011━━次葉へ
早朝の白花火
 アマカワイルカがちょうど動きを止めたときに、光る葉っぱは独りでに剥がれた。そして一段と強い光を放つとすごい勢いで空へ舞い上がって破裂、ポンッと空気が抜けたような爆発音と共に白い逆さ円錐形の花を咲かせた。小鳥たちが驚いて一斉に飛び立つ。白い花はしばらくの間上空にとどまってから、花びらが散るかのようにゆっくりと広がって消えた。
 オキノタユウとアマカワイルカは、葉っぱ花火の上がった空を、しばらく呆然とした面持ちで眺めていた。
 「アマカワイルカさん…、お怪我は、ありませんか?」
 「ない……っていうか煙たい…。」
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