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| アルビノカワウソがちょっと考え込んでから苦笑した。 「それで、あの花火の下がゴールって訳かい?おサル姫、その発想はちょっと単純じゃないかなあ。キミの先生とやらが、あのタヌキがそんな、競争相手にすぐばれるようなことをやると思うかい?」 「あ、そ、そういえば…。」エンエンが小声で言う。 「あれはただの惑わしだよ。他を混乱させようって魂胆さ。まあ、あのタヌキのやりそうなことだな。」 アルビノカワウソはそう言ってから、耳と鼻を小刻みに動かして、花火の地点より左の方角を指さした。 「それよりも気になるのは、あっちから水の匂いがするんだけどなあ。川の音もする。」 「水?そういえば、ボク、ちょっと喉が乾いたなあ。」ガスカンクは舌を出した。 「のんきね。でも、私も顔を洗いたいわ。」アラエグマが言う。 ヨムササビが、何やら落ち着かないようすで、尻尾を揺らしている。 「みなさんは、川へ行くんですか。僕はここでお別れです。」 「ヨムササビさんは、1匹で探すんですか?」テラズルミネは少し不思議そうに聞いた。 「はい、テラさん。」 ヨムササビは前傾姿勢を取り、体全体で何かに覆い被さるように、四肢をゆっくりと広げ始めた。 「ヨムくん、飛んでいくの?」ガスカンクが聞く。 ヨムササビの飛膜が、風もないのに、はたはたと揺らぎだした。 「はい。オキノタユウさんは川の向こうにいます。それは確実ですがそれ以上は言えません。すいません。みなさんの健闘を祈っています。」 |
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