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| ヨムササビの足がすっと大地から離れ、上昇していく。アルビノカワウソがそれを妨害するように、指先から熱い水蒸気の雲をヨムササビのすぐ前へ放った。 「おい、急いでるな。どうして秘密なんだ?ウサギが失格決定じゃないのか?やっぱりそうか?」 ヨムササビはそれには答えず、そのままたやすく熱雲を突っ切って空高く舞い上がり、彼方へ消えた。空にいた何匹かのコウモリはヨムササビの後を追うように飛んでいった。 「どうしてあんなふうに飛べるんでしょうか?私には、全然分からないですよ…。」エンエンは、困った表情で首を振った。 「空を飛べるなんて。憧れますよねー。」テラズルミネは、もうほとんど霧の晴れた空を見上げ、眼を輝かせている。 「あなたたちものんきよ。一番捜し物の得意そうな手品師が抜けたのよ。」アラエグマが緊迫した様子で言う。 「ハハっ」アルビノカワウソは不敵な笑みを浮かべて言った。 「そうだなあ。取りあえずは、あいつの言ったことを信じて、川へと参りますか?皆様。」 |
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