Topぺージ他作品集旧作品物語 -目次-第一章4葉 p1234567891011━12━13━━次葉へ
高波が迫る!
テラズルミネが泳ぎながら振り返ると、大きくカールを巻いた波の壁から透明な触手が何本も突き出し、うごめいているのが見えた。
 「え、何?あれは…!?」
 波が崩れた。全員ともなんとか波に呑まれることなく、もとの岸の、足の届く浅瀬まで逃げおおせた。みんな息を切らしている。
 「ふぅー、嫌な予感が当たったわ!それにしても何?今の。」アラエグマが疲れた足を引きずりながら言った。
 「はーはぁ、私、不思議な物を見ましたよ。波の中から、透明なヘビみたいなのが、いくつもヒュルヒュル〜〜って。」テラズルミネが息を整えながら言った。 
 「ヒュルヒュル〜〜??」ガスカンクが聞く。
 エンエンが口を半開きにして川の方を指差している。
 「あ、あの、カイブツって、もしかしてあれのことじゃあ……。」
 他の3匹は同時に川を振り返った。すると信じがたいモノが目に飛び込んできた。
前のページ 次のページ 次のページ
inserted by FC2 system