Topぺージ他作品集旧作品物語 -目次-第一章4葉 p12━3━45678910111213━━次葉へ
ふわりっ!
 アラエグマはそう言いながら、両手を合わせ、そのまま前方へゆっくり上げて、くるりと腕を回して頭上へ振り上げた。するといつの間にかアラエグマの両手には、大きくて綺麗な葉っぱが握られていた。
 テラズルミネはハっとしてその葉っぱを見上げた。
 「わあ、芸を始めるんですね、アラエグマさん。」
 アラエグマは次に川縁にしゃがみ込むと、葉っぱを水面に浸らせ、ぱしゃぱしゃと仰いだ。
 「私の得意は洗浄手品 どんな物でも綺麗キレイ。」
 葉っぱの立てた波紋がキラキラと朝日を反射させている。
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