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| 「まさか、そん、そんなこともできるんですか…。」エンエンは息を呑んだ。 葉っぱの周りを流れる川の水だけが徐々に透明になっていく。アラエグマはさらに大きく上下左右へ葉っぱを振った。綺麗になった水の波はどんどん放射状に広がっていき、ほどなく向こう岸へ届いた。 「わーお!すごい技だね。ほんとに綺麗になったー!」ガスカンクは驚きの声を上げた。 テラズルミネも感心して言う。 「不思議ですねー。濁った水がどんどん流れ込んでくるはずなのに、アラエグマさんの作った綺麗な水の路は保たれていますよ。」 アラエグマは、葉っぱを仰ぐ手を止めた。 「でも、綺麗にしてみたけど、なんにも隠れてなかった見たいね。ちょこちょこと散歩中の小さな蟹さん以外は。」 アラエグマはそう言うと、川の中へ入っていく。 「ちょっとお待ちを!」今度はじっと様子を見ていたアルビノカワウソが制止した。 |
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