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| 「あれじゃ、1000発はいるわよ。」アラエグマが言う。 「うーん。十分だね。」ガスカンクはニヤリと微笑み、巨大クラゲもどきを見る。 「え?」エンエンとアラエグマは顔を見合わす。 「エンエンちゃん今の葉っぱをね、ボクの向いている前の辺りで燃やせられる?」 そう言ってガスカンクは巨大クラゲもどきの方を指差した。 「はい、それはできますよ。それでどのくらい前… 「だいたいでいいよ。エンエンちゃんはそれだけしてくれればいいから。んふ。」 ガスカンクは言いながら川縁まで足を進めた。アラエグマが訝しそうにしている。 「何よその、んふふは。また何かしでかすつもり?」 ガスカンクは心配無用というふうに、尻尾を左右に大きく振って振り向いた。 「じゃ、いつでもいいよー。」 「それじゃ、いきますよ。」 エンエンはそう言うと、いつの間にか指先に摘み出した小さな葉っぱにフッと息を吹きかけた。葉っぱはほどなくガスカンクより1.5m前方まで漂っていって点火した。 その瞬間ガスカンクは勢いよく前へ飛び跳ねながら空中で向きを反転させ、両手を浅瀬に付き、逆立ちになったままお尻と足を跳ね上げて、尻尾もその先が目に被るほど反らせた。間髪入れず、ガスカンクのお尻の辺りから、まるで小さく押し込められた竜巻が一気に吹き出したような突風が起こり、お尻周りの毛を放射状に震わせ、前方の小さな葉っぱの火を突き抜けると、そこからたちまち凄まじい炎の煙となってさらに飛んでいき巨大クラゲにまで吹き付けた。 |
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