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| ガスカンクが指差したアラエグマの背中の向こうに、透明な触手が数本うねうねと立ち上る。 「あー出たー!!」 2匹の悲鳴を聞いたテラズルミネとエンエンが振り向けば、すでに触手に捕まえられてあがいているアラエグマとガスカンクが見えた。 「え、あーっ捕まった?! どうしてっ、クラゲって、1匹じゃなう゛ぶッ」エンエンは叫んだ拍子に思わず水を飲んだ。 「大丈夫ですか?エンエンさん。大クラゲはもしかして、あそこまで触手を延ばしたのかもしれないですよ。」 「え?そ、そんなの、だったら、わたしたちのところにも、届くんじゃないんですか!?」エンエンは口を震わせる。 「見て、まさに今、こっちにも来ますよ!」 遠くから川面のすぐ下を何本もの触手が手探りをするようにゆらゆらと、2匹の方へ滑り寄ってくる。 「ど、どうしよう!」エンエンは息を飲んだ。 「エンエンさんは先に行って!私が引きつけるから。」テラズルミネは言う。 ぼんやりとした緑の光をもやもやと屈折させながら、触手はますます2匹に迫り来る。 「え?そんな、悪いですよー。」 「大丈夫。私、縄抜けは得意なんですよ。」テラズルミネは軽く微笑む。 「…う、すいません、テラさん。」エンエンは惑いながらも再び泳ぎ出した。 |
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