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| 水鏡に映ったオキノタユウは、ゆっくりと大きな翼を羽ばたかせて飛んでいる。 「その通り。オキノタユウさんです。ちょうどのこの羽を落とした頃の姿が映ってるんですよ。」 背景も徐々にはっきりとして、遠くの山や木々、他の鳥の姿も確認できるようになった。 ガスカンクが身を乗り出す。 「すごいよ、テラちゃん! しばらく会わない内にまたすごい技を身に付けてたんだね!」 「うふっ。」テラズルミネは笑顔を返す。 「これを見ていれば、オキノタユウさんがどこへ向かったか解る訳ですね!」エンエンも興奮している。 アラエグマも期待に満ちた眼差しで幸運の鳥を覗き込んだ。 「へぇー、あのアルビノの阿呆でもこんな水のマジックできないわよ、きっと。…ま、ちょっとプライバシーに問題あるかもしれないけどね。」 オキノタユウは今度は翼を動かさずに、薄霧の中を悠々と飛んでいく。 朝日の下、レモンをまぶしたように輝く緑の海と、神々しいまでに美しく大きな白い鳥の姿に、皆ついつい今が競争の真っ最中だということも忘れ、見とれてしまう。 |
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